仮性包茎に潜む健康リスク|放置すると病気になるかも

包茎には、仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3つのタイプが存在しますが、これらの中で最も多いとされるのが仮性包茎です。
仮性包茎は、勃起していないときに亀頭が包皮に覆われているタイプの包茎を指しますが、包皮を手で剥こうと思えば剥くことができるという特徴があります。
また、勃起時に自然と亀頭が露出する方も少なくありませんが、この仮性包茎は医学的には問題ない状態で、治療する必要がないと言われています。
実際に、治療をせずに何の問題もなく日常生活を送っている方も存在しますが、仮性包茎を放置すると様々なトラブルが発生するリスクが高まるので注意が必要です。

亀頭包皮炎を発症するリスクが高まる

仮性包茎の方は、通常時に亀頭が包皮に覆われているため、包皮に覆われた部分がどうしても不衛生になりがちです。
毎日のケアを欠かさなければ基本的に問題ないとされていますが、ケアを怠ると包皮で覆われた部分に恥垢が溜まってしまいます。
恥垢は雑菌の温床になりやすく、放置すると強烈なニオイが発生したりかゆみが生じたりするので注意が必要です。

また、恥垢に繁殖した雑菌が亀頭や包皮に感染してしまった場合は、亀頭包皮炎を発症します。
亀頭包皮炎は、亀頭や包皮が赤く腫れる病気で、痛みやかゆみを伴います。
症状が悪化すると膿が発生するケースもありますが、治療をせずに放置した場合は患部がただれた状態となって日常生活に支障をきたすこともあるので、少しでも亀頭包皮炎の疑いがある場合は早期段階で医療機関を受診して治療を開始することが大切です。

なお、仮性包茎によって発症した亀頭包皮炎は、早期段階での治療を開始すれば基本的には抗生物質の塗り薬を患部に塗ることで1~2週間程度で完治しますが、症状が強い場合は抗生物質の内服薬による治療が行われます。
また、亀頭包皮炎を予防するには亀頭や包皮を清潔に保つことが重要ですが、ゴシゴシと洗ってしまうと亀頭や包皮が傷ついて逆に雑菌に感染しやすくなるので優しく丁寧に洗うことを心がけましょう。

性感染症のリスクも高まる

上記の通り、仮性包茎を放置した場合、包皮に覆われた部分に雑菌の温床となる恥垢が溜まりやすくなることによって、亀頭包皮炎を発症するリスクが高まりますが、亀頭包皮炎だけでなく性感染症のリスクも高まります。
仮性包茎の方は、通常時に亀頭が露出していないので、亀頭が刺激に対して非常に弱く、ちょっとしたことで傷ついてしまうことが少なくありません。
このような状態で性行為を行った場合、傷から病原体が侵入して性感染症を発症する恐れがあります。

性感染症と一口に言っても、その種類は性器クラミジア感染症・淋菌感染症・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・梅毒など多岐にわたりますが、中には感染しても自覚症状が現れないものも数多く存在します。
そのため、コンドームを使用しないなど少しでも感染の疑いがある性行為をしてしまった場合は検査を受けることが重要です。

また、性行為の際は始めから終わりまで正しくコンドームを装着することが大切ですが、包茎手術を受けることで性感染症のリスクは軽減できます。
これは、包茎手術を受けると亀頭が通常時でも露出するようになり、亀頭が刺激に強くなって傷つきにくくなることで病原体が体内に侵入しにくくなるためです。

早漏やEDにつながる可能性もある

仮性包茎は、亀頭包皮炎や性感染症だけでなく早漏やEDの原因になることもあります。
仮性包茎の方は、亀頭が刺激に対して敏感になりがちなので、少しの刺激でも我慢しきれずに射精してしまうという方が少なくありません。
加えて、余分な包皮があると性行為時のピストン運動の際に包皮が上下に動いてしまうので、包茎でない方と比べて亀頭に与える刺激が強くなることも早漏につながりやすい要因のひとつです。
中には、女性の膣に挿入してから数秒ほどで射精してしまうケースもあり、パートナーとの性行為が楽しめずに悩んでいる方も多いですが、仮性包茎による早漏は包茎治療を受けることで改善するケースがほとんどです。

また、仮性包茎をコンプレックスに感じており、女性に自身の性器を見せるのが恥ずかしく思っていたり、女性が性行為で満足していないのではないかと感じていたりする場合、その不安からEDが誘発されるケースもあります。
中には、早漏であることを思い悩んでEDを発症する方も少なくありませんが、現在ではEDに対して非常に有効な治療薬が多数存在しています。
ED治療薬は、血流を良好にして勃起しやすい状態を作ってくれるので、性行為に対して自信を持つことができればEDの症状は改善するはずです。

まとめ

包茎の中でも最も多いとされる仮性包茎は、基本的に治療する必要はありません。
しかし、毎日のケアを怠って亀頭や包皮が不衛生な状態になると、亀頭包皮炎を発症するリスクが高まるので、毎日のケアをしっかりと行うことが大切です。

また、仮性包茎の方は亀頭が刺激に敏感で傷つきやすいため、包茎でない方と比べると性感染症に感染するリスクも高いとされています。
加えて、仮性包茎は早漏やEDの原因となることもありますが、包茎治療を受けることでこれらのリスクを軽減することが可能なので、必要に応じて包茎治療を受けることを検討してみてください。

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